開催日・主会場・プログラム・宿泊

開催日

2012年10月12日(金)~14日(日)

主会場

岩手県二戸市浄法寺文化交流センターほか

〒028-6854 岩手県二戸市浄法寺町下前田30 -1

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日程

プログラムは以下のとおりです。(時間や内容は変更される場合がありますので、ご注意ください。)

10月12日(金曜日)

11:45~ウルシ植栽地見学会(吉田)※定員40名
12:55~浄法寺漆器で味わう昼食会(浄門の里)
14:15~漆掻き体験(ふるさと文化財の森「浄法寺漆林」)
15:45~浄法寺歴史民俗資料館見学

10月13日(土曜日)

9:00~浄法寺漆共進会(浄法寺福祉会館1階ホール)
12:00~ポスター発表(浄法寺文化交流センター)
13:00~開会式(浄法寺文化交流センター)
13:40~「地域活性化を目指した国産ウルシの持続的管理・生産技術の開発」成果報告
17:00~質疑
17:30~浄法寺漆共進会表彰式
18:30~交流会

1014日(日曜日)

9:00~ポスター発表
10:00~基調講演「文化財修復に果たす日本産漆の役割」(仮題)
講師:重要無形文化財「蒔絵」保持者(人間国宝) 室瀬和美先生
東京国立博物館学芸研究部保存修復課長 神庭信幸氏
12:00~ポスター発表
13:00~パネルディスカッション「文化財の保存修復と日本産漆」(仮題)
パネラー:名古屋工業大学 麓和善氏、堤浅吉漆店 堤孝氏、斎藤漆工藝 斎藤敏彦氏、日光社寺文化財保存会 佐藤則武氏、文化庁建造物課修復ご担当者
コーディネーター:建築装飾技術史研究所 窪寺茂氏
15:00~質疑
15:30~閉会式

参加対象

 “漆”関係者及び一般

参加費

無料。(交流会を除く)

 ●10月12日(金)は定員がありますので、定数となり次第、締め切らせていただきます。


宿泊

●宿泊希望の方は、各自でご予約されるようお願いいたします。(二戸市内に予約される場合は「漆サミット」参加者である旨をお伝えください。)

主な宿泊施設

浄法寺地区

・「天台荘」(民宿) 0195-38-2139
・「つたや旅館」 0195-38-2326

二戸地区

・「二戸パークホテル」(ビジネスホテル) 0195-23-5151
・「二戸シティホテル」(ビジネスホテル) 0195-23-9111
・「ホテル村井」(ビジネスホテル) 0195-23-7151
・「ホテル金田一」(金田一温泉) 0195-27-3111
・「割烹旅館おぼない」(金田一温泉) 0195-27-2221
・「きたぐに旅館」(金田一温泉) 0195-27-2531
・「仙養館」(金田一温泉) 0195-27-2231


 

「漆サミット2012 in 浄法寺」でのポスター発表のお願い

漆サミット2012 in 東京(2012年1月)でのポスター発表の様子

「漆サミット」は、「国産漆」の現状を全国レベルで把握し、お互いに認識を共有することを主目的としています。

「漆」は、樹液としての漆採取から始まり、塗料としての塗り、漆器の製品販売等、多くの方々が様々な形で関わってきた日本を代表する伝統産業であり、文化です。

本サミットでは、規模の大小、生業・趣味であるか、あるいは個人、グループ、各種団体等を問わず、関係する皆様にその取り組みや現状、成果等についてポスターに作成していただきたいと考えています。

1)ウルシ資源の育成・管理、ウルシの植物学に関わる成果や事例紹介
2)遺跡出土(品)に関連した漆の遺物・遺構に関わる成果や事例紹介
3)漆を活かした(まちづくり等の)取り組みの成果や事例紹介
4)その他

このポスターは、10月12日(金)から14日(日)までの3日間にわたり、漆サミット実行委員会が岩手県二戸市浄法寺町で開催します「漆サミット2012 in 浄法寺」における企画のひとつとして展示し、展示会場にて意見交換も予定しています。

つきましては、趣旨をご理解のうえ、是非ともこのポスター展示へご参加いただきたく、衷心よりお願い申し上げる次第です。

なお、ポスターは別紙にありますような規格、内容でお願いしますが、ポスターそのものの作成はご自分で作成されるか、あるいはポスターに入れるべき内容の文章やデータ、写真、図等を頂いて、事務局で作成させていただくことが可能です。

なお、ポスター作成にかかる経費は一切かかりません(サミット実行委員会で負担します)。また、会期中(2012年10月12日〜14日)に展示会場においでになれなくとも、ポスター発表だけの参加も可能です。

つきましては、別紙もご覧頂いた上で、以下のアンケートについて8月31日(金)までに事務局まで、郵便、FAX、電子メール等でお寄せいただければ幸いです。

漆サミット2012 in 浄法寺 ポスター発表申し込み・アンケート用紙はこちらからダウンロードしてください。

第4回漆サミット(漆サミット2012 in 浄法寺)

1.趣旨

「漆サミット2012 in 浄法寺」は、文化財の保存修復に不可欠な植物性資材の一つである日本産漆が抱える現状や課題、最新の研究成果等について発表・討論・共有することで、ふるさと文化財の森「浄法寺漆林」や「浄法寺漆」をはじめとする日本国内のウルシ林や日本産漆の普及啓発を図ることを目的として実施するものです。

日本人は縄文時代から漆の優れた特性を知り生活の中で漆を使い、愛でてきました。

漆器はかつて中世の西洋において、「japan」と呼ばれていたほどで、日本は世界に誇る漆の国であると言えます。中でも岩手県は二戸市浄法寺町を中心として、良質な漆の生産地という背景を持ち、漆文化が深く根付いている地域となっています。

漆掻きの様子

中でも、岩手県二戸市は浄法寺町を中心として、民間と行政が連携してウルシの植栽や管理を進め、その独特な漆掻き技術により現在日本産漆の約8割を生産する国内最大の生産地として漆文化が根付いている地域であり、その漆は京都鹿苑寺金閣や日光二社一寺といった国宝や重要文化財の修理・修復に使用され、我が国の文化財保存に欠かせない存在となっています。

しかし、日本産漆の需要が落ち込んでいる中で生産量の減少傾向が続くとともに、ウルシ林の荒廃や漆掻き職人の高齢化が進んでおり、優良なウルシ原木の資源確保や後継者の確保は喫緊の課題となっています。また、「浄法寺漆」の一般消費者への認知度は極めて低いことから、積極的に普及宣伝し、認知度を高めていく必要があります。

ウルシ林見学会の様子

本サミットは、こうした課題解決に向けた環境醸成を図ろうとするものであり、多くの皆様の参加を心から期待するものです。

浄法寺漆共進会の様子

2.主 催

 漆サミット実行委員会(文化庁委託)、(独)森林総合研究所、岩手県二戸市

3.共 催(予定)

 岩手県県北広域振興局、日本うるし掻き技術保存会

4.後 援(予定)

 林野庁、明治大学、岩手県浄法寺漆生産組合、日本産漆を支援する壱木呂の会、二戸市社会福祉協議会浄法寺支所、ふれあいのまちづくり推進会、日本文化財漆協会、報道機関ほか

 5.期 日

 2012年(平成24年)10月12日(金)~10月14日(日)

 

詳細については,以下のページをご覧ください。

 

第4回漆サミット(漆サミット2012 in 浄法寺)開催のお知らせ(第1報)

第4回漆サミットを2012年10月12日から10月14日まで,岩手県浄法寺で開催します。

・日程:
2012年10月12日(金)~14日(日)

・場所:
岩手県二戸市浄法寺文化交流センター
〒028-6854 岩手県二戸市浄法寺町下前田30 -1

詳細については,「漆サミット2012 in 浄法寺」をご覧ください。

第1回漆サミット(漆サミット2010)

「日本産漆の生産の現状と将来」を知るために、2010年1月15日~17日、ポスター展示や講演会などを開催しました。のべ約1500名という非常に多くの方にご来場いただき、ありがとうございました。

 

 

日程

日程 開始時間  催し物  参加者
 第1日目:2010年1月15日(金)  午後1時30分~  開会記念講演会など  約800名
 第2日目:2010年1月16日(土)  午前10時~  漆の講演会、漆サミット2010  約350名
 第3日目:2010年1月17日(日)  午前10時~  漆の講演会  約350名

 

漆サミット2010の趣旨

ウルシ科の樹木から樹液を取り、それを調整加工して塗料あるいは接着材として利用するのは東アジアから南アジアにかけての固有の文化である。とりわけ日本、中国、朝鮮半島ではウルシ属のウルシの樹液を用いて漆製品とする技術・文化が古くから発達し、人びとは漆器のある生活を営み、そして高度な美術工芸品を生み出してきた。特に日本に於いてはウルシの栽培・漆液採取に始まり、木地生産、塗り、加飾など、それを製品に仕上げ、流通するすべての段階において、実に多くの人びとが携わって、漆製品を作りあげ、利用する技術・文化体系が高度に発展してきた。しかし、現今の大量生産・大量消費を是とする社会においては、良質なものを息長く利用する漆のような技術と文化は片隅に追いやられ、わずかに息づいているに過ぎない。高度な天然素材で、環境負荷も少なく、またアジアの気候風土にマッチした漆の復権を計ることは、現在地球人類全体の最重要課題である地球温暖化、地球環境悪化の状況を少しでも改善するために貢献することになると言える。

そこで、この漆サミットでは、この漆の元となる植物としてのウルシそのものの研究に始まり、その栽培育成と漆液生産の技術と文化、漆液の物理化学的性質の研究と漆液精製技術、漆器木地の制作技術、塗料としての漆の化学・工学、漆工芸技術と文化、漆器生産と流通、漆の生産から消費のすべての過程での地域の生産活動と地域社会、そして漆器の利用文化と美術工芸など、漆に関連するすべての分野と活動に関わる人びとが一堂に会して、縦割り状態にある個々の専門分野を「漆」という緯糸で横断的に総合し、互いの情報交換と相互理解、そして協働しての漆技術の継承と復権を計る場として設定した。漆を巡る専門分野の学会や研究会は既にいくつかあり、それらは活発な活動を通してこれまでにも多くの業績を上げて来ているが、このサミットではそれらの団体にも積極的に参加を仰ぎ、漆産業と技術・文化の更なる継承と発展を図る場としたい。

漆サミット2010実行委員会

鈴木三男(代表)、阿佐見徹、石村一洋、岡村道雄、小野忠司、北野信彦、佐々木由香、高尾曜、田端雅進、中村裕、能城修一、本間幸夫、三田村有純、宮腰哲雄、山田昌久、四柳嘉章、若宮隆志

漆サミット2010年 プログラム

○ 第1日目 2010年1月15日(金)

午後  オープニングセレモニー

 

 

 

 

 

 

 

午後  開会記念講演会 (二戸市名誉市民 瀬戸内 寂聴 師)

○ 第 2日目 2010年1月16日(土)

午前 「漆の講演会 1」

1 漆文化のあけぼの 漆の考古学 (明治大学文学部 阿部 芳郎 氏)
2 漆の成分から何がわかるか (東京大学総合博物館 吉田 邦夫 氏)
3 塗膜片から見る漆のすがた (明治大学理工学部 本多 貴之 氏)
4 ミクロの世界の漆工芸技術 (帝京大学山梨文化財研究所 河西 学 氏)

午後  講演会「日本のウルシ」

1 ウルシ利用の技術史 (首都大学東京 山田 昌久 氏)
2 漆の特性とその可能性 (前京都市産業技術研究所 阿佐見 徹 氏)

午後  「漆サミット2010」 ウルシ産地の現状

全国の漆生産地からのポスター発表

午後  パネルディスカッション「産地の現状と今後」

コーディネーター :鈴木 三男 氏(東北大学)
パネリスト:中村 裕氏(岩手県二戸市) 本間 幸夫氏(茨城県常陸大宮市) 小野 忠司 氏(岡山県新見市)

午後  漆サミット2010懇親会

○ 第3日目 2010年1月17日(日)

午前  「漆の講演会 2」

1 漆の気体透過の科学(明治大学理工学部 永井 一清 氏)
2 漆の乾燥・硬化の科学(明治大学理工学部 石村 敬久 氏)
3 漆の劣化と保存・修復の科学(東京都立産業技術研究センター 神谷 嘉美 氏)
4 漆カブレの科学(聖マリアンナ医科大学微生物教室 中島 秀喜 氏)

午後  講演会「漆の文化」

1 増村 紀一郎 氏(重要無形文化財保持者(きゅう漆))
2 室瀬 和美 氏(重要無形文化財保持者(蒔絵))

 

○ 展示

漆樹のしずくをあつめて・・・ ~国産漆最大の産地 浄法寺~

■ 漆生産地域の現状を知ってもらうために

・二戸市浄法寺地域の現状を展示やパネルで紹介
・岩手県立大学の学生による企画展示
・漆掻き体験や漆塗り体験

 

漆の学術フロンティア推進事業

■ 漆の科学的性質を知ってもらうために

・「漆の学術フロンティア推進事業」の展示
1)漆文化のあけぼの
出土漆、伝世品漆
2)現代の漆工芸
代表的な産地の漆工芸品、琉球漆器、東南アジア~東アジアの漆工芸品、漆塗りの道具類(漆刷毛)など
3)これからの漆の利用法
ハイブリッド漆、ナノ漆、インクジェット印刷を利用した蒔絵、合成漆など

 

漆サミット2010 「日本産漆生産の現状と将来」

■ 国内漆資源の現状と取組を知ってもらうために

・全国の主な漆生産地のポスター展示

第1回漆サミット(漆サミット2010)ポスター

現在公開のために準備しています。しばらくお待ちください。